革製品を選ぶとき鞣しという言葉を聞くけど、ややこしい。どのような関係が?という方は多いのではないでしょうか。
鞣し方は革製品を選ぶ際に大切です。
鞣し方で長年付き合う革の表情は大きく変わってきます。
私は人が所有する革製品を多く見てきて、革のエイジングが与える印象が大きく違うことに気が付きました。
この記事では鞣しの特徴やおすすめについて要点を簡潔にまとめています。
自分にあった革製品を選ぶために確認してみてください。
現代の主流であるタンニン鞣しとクロム鞣しについて参考にしてください。
革製品が相手に与える印象
あなたが誰かの革製品を目にするようにあなたの革製品は誰かに見られています。
私は職業から老若男女問わず、誰かの革製品を目にすることが多くあります。
- フォーマルな黒い革財布をポケットから出す30代の方を見たときの印象。
- 綺麗にエイジングされた革の鞄を持つ40代の方を見たときの印象。
- 形の崩れたシミのある革財布を持つ人を見たときの印象。
あなたも見た覚えはないでしょうか。
また、どういった印象を抱くでしょうか?
あなたの革製品が与えてくれる印象を考えてみるとアイテム選びの参考になるはずです。
タンニン鞣しとクロム鞣しを比較
数多くの鞣し方がありますが現代の主流はクロム鞣しとタンニン鞣し。
革製品が与える印象は鞣し方が大きく関係してきます。
一般的なタンニン鞣しとクロム鞣しの特徴を比較しました。
(表は一般的な鞣し方法の比較となります。)
クロム鞣し | タンニン鞣し | |
エイジング(経時変化) | 不向き | 向き |
メンテナンス頻度 | 少 | 多 |
染色性・保存性 | 向き | 不向き |
質感 | 柔かい | 硬い |
耐水性 | 強い (※植物タンニン鞣しと比較すると) | 弱い |
耐熱性 | 110℃前後 | 80度前後 |
大量生産 | 向き | 不向き |
注意点
鞣し方に関わらず本革は水に弱く、経年変化はあります。
この記事は鞣した革を比較した結果であることに注意してください。
染色にもエイジング向きで自然な発色の染色仕上げとエイジングに不向きで発色の良い顔料仕上げがあります。
エイジングを楽しみたいのであればタンニン鞣しのアイテムを選ぶことが大切
自分が求める鞣し方を選択
- タンニン鞣し
- 変色などエイジングを楽しみ、手入れすることで愛着や個性ある革製品を育てていきたい方。
変化する格好良さ
- クロム鞣し
- 変色などエイジングは好まない、手入れを少なくし購入したキレイな状態で革製品を愛用したい方。
変化しない美しさ
全ての革製品が当てはまるわけではありませんが革製品を選ぶときに必ず参考になります。
ここから始まる、あなたの革製品
革製品が与えてくれる印象をイメージしてみるとアイテムを選ぶ参考になります。
その一つの材料として鞣し方を考えてもらうとアイテムがさらに選びやすくなります。
あなたはどのような革製品を選ぶのでしょうか。
これから始まっていくあなたの革製品が楽しみです。
実際の革製品はどこから選べば良いか分からないときは下記公式サイトから見に行ってみてください。
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